一般的によく見られるのは「アフタ性口内炎」と呼ばれるものです。
残念ながら原因は不明です。特定の原因でなるというよりも, 体質や体調, 体の抵抗力などのバランスが崩れやすい, 睡眠不足や疲労, ストレスなどが原因で, 現れることが多いようです。
1~10mm程度の円形かそれに近い形です。中心が白っぽくみえ, その周囲は赤い色で囲まれたようになっています。 数個が同時に現れることもあり, 多発性口内炎と呼ばれます。
口の中の歯以外(歯茎, 粘膜, 舌, 唇など)部分のどこにでもできる可能性があります。 よく見られるのが頬の粘膜や舌の側面, 下側などです。
小さいうちは, 違和感が若干ある程度ですが, 大きくなると食べ物や舌で触れただけでも痛みます。 このため子どもの場合は, 症状を的確に伝えることが出来ずに食欲がなくなったり, 水を摂るのも嫌がることがあるので脱水に注意します。
アフタ性口内炎はおおよそ2週間で治癒します。治癒しない難治性口内炎といわれるものは特に注意が必要です。